Interview : Martin Kirby (Godspeed)

今回インタビューしたのは、Mishでもお馴染みの郊外、Fitzroyにあるメンズウェアのショップ Godspeedのオーナー、マーティン。

このお店は、彼が日本に住んでいた頃に出会った日本のデニム、メンズウェアを中心に取り扱う、メルボルンではとてもユニークなお店。

このショップによって、メルボルンのお洒落な人々にも日本のデニム、メンズウェアが注目され始めています。

彼が日本で過ごした時間や、ショップを作った経緯など、いろんな質問をしました。

何のショップをしているの?

Godspeedは日本のデニムとメンズウェアにフォーカスを当てたセレクトショップ。

メルボルンのブランズウィックストリートの上にショップを持っているのと、あとはオンラインショップをしているんだ。

あとはデニムのリペアや改造を、ヴィンテージのデニム専用の業務用ミシンでしたりもしてる。

なぜお店を始めようと思ったの?

僕がこのショップGodspeedを始めたのは2016年の4月。

日本のブランドをオーストラリア、それに世界に知ってもらいたいと思って始めた。

その理由は、僕の近い日本の友達は、日本で本当に素晴らしいファッションブランドやデザイナーをしているんだけど、その彼らの作っているものを、日本以外の人に知ってもらいたい、それを手伝いたいって本当に思ってたから。

例えば、今うちのお店でメインブランドとして扱っているあるブランドがあって、日本にいた時に、そこのPRの仕事を手伝っていた。
日本に35店舗もあるのに、日本以外には一つもお店がない。
だからもっと海外も視野に入れて服を作るべきだって言っていたんだ。
彼らはそれを理解はしていたけど、ビジネスにおいて日本ってまだ考え方が古いところがあるし、彼らは若くて、他の人と違うかっこいい事もたくさんしていたけど、それでもやっぱりビジネスのやり方というか考え方は少しオールドスタイルだったんだよね。

そう決めてからメルボルンに戻ってショップを実現するまでは、本当にクレイジーな時間で、ショップをリノベーションしたり、ショップやオンラインショップの準備、写真撮影、デザイン、、全部自分でしたからね。

本当に大変だったけど、とってもやる価値のあることだった。

自分ビジネス、ショップの準備やデザインetc どうやって出来る様になったの?

基本的にいつも、何でも自分は出来るって信じているからかな。
昔からサーフィン、BMC、スケボー、ギターだって、何でも自分で学んできたから。
でも全てに上手になる必要だってないとも思っているんだ。
たくさんのことが上手だけど、これってものがない人より、何かに長けているって大事なことだと思うし。
それって日本の文化を思い出させたりもするね。
日本人って何か一つを極める人が多いし、忍耐強さや、プライドを感じさせるし、いつも何かを改善させようって思ってる。
そういうところは、とっても羨ましいし、尊敬しているね。

日本にどのくらい住んでいたの?

僕が日本に住んだ期間は合計すると2年くらいになるかな。

数年前、冬の時期はスノーボードのインストラクターとして北海道に住んでいて、春と秋は東京に住んで、日本が夏の間はニュージーランドにいた。

僕のビザが切れてから、特にこのGodspeedという店をオープンさせてからは数ヶ月に一回は日本に帰っているね。

間違いなく日本は世界でいちばん好きな国。

日本の文化、人、ファッション、それにライフスタイルが大好きなんだ。

なぜ日本を好きになったの?どこが好き?

僕が思うに、一番大きかったのは日本の人たちと深い関わりを持つことができたから。

僕の心、それに魂が日本人に通じるように感じてるんだ。

多分それって少し不思議に聞こえるだろうけどね。

小さい時から日本の文化に親近感みたいなのがあって、
8歳の時に植物を売るお店で盆栽を買ったりね。
初めて買った包丁は日本のものだったり、、
日本の文化が本当に好きで、アニメとかオタクとかとはちがう部分、例えば細部にこだわる姿勢だとか、クラフトマンシップとかそいう入った日本の文化が好きだね。

それに人を尊敬する姿勢が、一番素晴らしいと思う日本人の人間性だね。

どうして日本に住もうと思ったの?

スノーボードのインストラクターになる前は、僕はハードコアパンクのバンドを10年くらいしていたんだけど、僕のバンドが初めて日本にツアーに行ったのは2007年。

その時に日本の事を本当に好きになった。

それでその時、自分に約束したんだ、もしバンド活動を終わる事があれば、日本に住む道を必ず見つけると。

というのも、僕はタトゥーがたくさん入っているから英語の先生や、外国人がよくする仕事は見つからないから。

だから、日本で働けるように、ニュージーランドでスノーボーダーのインストラクターになったんだ。

とってもクレイジーだと思うだろうけど、でも実際にそうしたよ。

どうやって日本の人々に溶け込んだの?

日本で本当に面白くて、とっても素晴らしい人に出会えた僕は、本当に本当にラッキーだと思う。

だって外国人にとって日本での経験って、誰と出会うかがによって本当に変わってくると思うんだけど、僕の場合は本当いい人たち、いい環境に出会えたし、全てが本当に素晴らしい経験だった。

 

とくに裏原宿で出会った友達には本当によくしてもらって、彼らのお気に入りの場所や友達のショップ、エキシビションなんかに僕を連れて行ってくれて、いろんな人を紹介してくれたんだ。

僕は本当に基礎的な日本語しか話せないけど、頑張って日本語でコミュニケーションをとったり、連絡を取り合っていたし、みんなも僕がそうやって努力していることに感謝をしてくれたんだと思う。

今でもほとんどの友達と仲良くしてるよ。

日本とメルボルンの違うところって?

全てが違うね!

僕は東京の天気って好きなんだけど、でも雨が降ると本当に辛いね。

東京って雨が降ると1日中雨か、もしかすると次の日も、その次の日も雨だったりする。

でもメルボルンって雨が降ると屋内に入ってコーヒーを飲んで、外に出たらもう雨は止んでいることが多い。

あと僕にとって食べ物は全然違うね。

僕はベジタリアンで、新鮮な野菜が好きなんだけど、日本のヘルシーっていう定義みたいなのが少し古いって感じるかな。

日本の野菜は本当に高いし、ヘルシーサラダっていえばレタス、もやし、きゅうりにトマトが一切れとか、、

スーパーサラダって、そもそもはとっても栄養があって、たくさんのビタミン、プロテインが入っているものだと思うんだけど、それが日本でなかなか食べられないのは辛いね。

 

メルボルン、日本の好きな場所は?

メルボルン

食べ物

Wabi Sabi Salon. Trippy Taco. Sonido. Fatto A Mano

カフェ

Burnside. Short Stop.

ショップ

Spares. Carhartt WIP. Kazari.

 

東京

食べ物 – Kuumba De Felafel. Slice Pizza. Afuri Ramen.

コーヒー – Captains Helm. Onibus Coffee. Deus. Bookstand.

ショップ – Doobies. Jolly Roger. Trophy Clothing. The Parlour.

 

大阪

コーヒー– Giracha.

Stores – Mash Up Horie. The Real Mccoy’s. Full Count.

 

メルボルンに住んでいる方、これからメルボルンに行くことを考えている方も是非足を運んでみてください。

見た目は少し強面ですが、話すと本当にフレンドリーで、面白いマーティン。

日本語のちょっと話せる彼から、様々な面白い経験が聞けるはず!

 

GoodSpeed

63 Brunswick St, Fitzroy, 3065 VIC

www.godspeedstore.com/

 

 

 


MIZ

FOUNDER / GRAPHIC DESIGNER

1989年生まれ、京都出身、メルボルン在住のグラフィックデザイナー。日本の大学でファッションデザインを学び、卒業後はスポーツウェアデザイナーとして働き始める。好きな仕事ながらも、プレッシャーと長時間労働により鬱と診断され、退社を決意。何も出来ない数ヶ月を過ごし、薬に頼らずに鬱を治す「認知療法」と出会い、徐々に回復する中で、やりたい事や、働くこと、生きる事の意味について考え始める。

2014年に小さい頃からの夢、英語を話す事を目標にワーキングホリデーでメルボルンに渡豪。言葉、仕事、家探しや友達作りなど、今まで簡単だったはずの事に苦戦しながら、海外に住む事、またメルボルンという街の面白さを伝えたいとMish Melbourneをスタート。メルボルンのグラフィックデザイン会社でのインターンシップを経て、自分の本当にやりたいこと「グラフィックデザイン」に出会う。

Miz Website


他の記事もチェック!


Leave A Comment